佐々木さんの写真
REAL
VOICEスタッフインタビュー

#05

業務の改善・
効率化について

プロジェクトのリーダー役を担い、
他のメンバーが
できないことを補う

STAFF

成田貨物事業部

佐々木さん(2016年入社)

多くの人や貨物を運ぶ飛行機。貨物を積み込むコンテナは、
厳しい安全基準を満たしたものでなければ使用することができません。
貨物事業部の佐々木さんは、コンテナ修理に使う部品や器材、工具などの技術品質管理業務に携わっています。
何事にもチャレンジする前向きな心がけで、日々の仕事に邁進されています。

FAA認定事業場としての
責任を果たす
JALエアテック貨物事業部は、Repiar StationとしてFAA(アメリカ連邦航空局)から航空機に搭載するULD(コンテナやギャレーカートなど)の修理を行う認定事業場として認定されています。ここ成田の工場には、2年ごとにアメリカ航空局から監査を受け、安全性確保のために厳しい品質管理や技術基準をクリアしているかをチェックされます。
Repair stationでは品質維持管理のためにすべての部品ひとつ一つに品質保証書を確認する必要があり、監査の際にはその保証書の確認などを通して品質管理体制をチェックされます。それらの管理をサポートすることが私の業務のひとつです。
整備で使用する作業マニュアルの管理も重要な仕事です。マニュアルが改定されると、マニュアルの技術評価を行い、安全性を担保するために作業の変更がないかすべて調べ、変更があればどんな工具や器材を準備しなければいけないか、必要な資格はあるかなどを確認します。基準の厳格な順守が求められますから、緊張感を持って仕事に当たっています。
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新システム導入プロジェクト
推進のため、社内外の調整に奔走
部品や在庫の管理、整備記録の管理などを行うシステムを刷新することになり、新システム導入の社内プロジェクトチームのメンバーになりました。
新システムでは、現在のFAA業務で必要な機能に加えて将来的に必要になるであろう、日本の航空局の認定であるJCAB(国土交通省航空局)業務にも対応できるような機能を持たせることを想定しています。
航空機に搭載されるコンテナにはさまざまな種類があり、また、そのコンテナを所有する航空会社が所属する国や地域の航空法を順守した必要がありますので、コンテナの修理や整備を行う私たちにもそれに対応したものを準備しておかなければなりません。
新システム導入のプロジェクトリーダーとして、どんな機能が必要か、工場からの要望などをまとめて、システムベンダーの担当者と折衝し、こちらが求めていることをわかりやすく伝える役割を担っています。私自身、システムに詳しいわけでもないのですが、自分でいろいろと調べて勉強しながらプロジェクトを進めています。
佐々木さんの作業風景
JALグループ内でのJALエアテックの
新たな立ち位置を確立したい
JALグループ内でのJALエアテックは事業別では整備部門に属しますが、貨物事業部の業務は、貨物部門、グランドハンドリング部門などとも深く関係があります。私たちが持っている技術力やノウハウは、JALグループの中でも特別なもので、誇れるものだと考えています。
貨物事業部は整備部門、貨物部門と広く関われるところが他の事業部と異なるところであり、魅力的な部分であると思います。関係するJALの各本部やグループ会社をつなぐハブ的な役割となって、複数の会社を横断する形でのプロジェクトを私たちが推進するなど、今後できたらいいですね。
自身のスキルアップが、
会社の業務改善にもつながる
自分自身の今後の目標は、ビジネス英会話ができるようになることです。部品の書類や器材のマニュアルなど、すべて英語で書かれています。英語を理解しなければ、安全な作業ができません。この業務を担当するようになって、英語のリーディングはかなりできるようになりました。仕事上、9割くらいは英語でのやり取りです。
メーカとのメールのやり取りも当然英語ですし、電話などで直接対話することもあります。会話中に質問したいと思っても、とっさに言葉が出なくて、後からメールで尋ねるということがありました。もっと英語が堪能だったら……と感じていて、少しずつですが英会話の勉強を進めています。
私自身のスキルアップにつながり、業務の効率化にもなります。会社にとってもメリットになりますから、ぜひ目標を達成したいですね。
作業場の写真
佐々木さんの作業風景 佐々木さんの作業風景